ピロリ菌検査・除去・除菌|中野区東中野の、おおくら内科

おおくら内科

ピロリ菌

ピロリ菌(Helicobacter pylori)とは

従来、胃酸があるので胃内には細菌は生息できないと言われてきました。
しかし1983年にオーストラリアのワーレンとマーシャルが胃の中に細菌を発見し、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)と命名されました。

ピロリ菌は、らせん状の形をしていて、一端に4~8本の鞭毛を持っています。
これを動かして素早く動く事ができ、またウレアーゼという酵素の働きで、胃酸を中和する事ができるので、胃内で生き残れるのです。

ピロリ菌は、日本人にはおなじみの病気、胃・十二指腸潰瘍などの発生に深く関与していると考えられ、平成12年11月から医療保険で除菌治療ができるようになりました。
また、慢性胃炎、胃癌、悪性リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病などの原因とも考えられています。

当院でのピロリ菌の検査

ピロリ菌の検査には、内視鏡を使う方法と、内視鏡を使わない方法があります。

内視鏡を使わない方法

検便検査法(除菌効果判定に適しています)

便を調べてピロリ菌感染を判定する方法です。

  • 尿素呼気試験より簡単にできる。
  • 厳密に予定を組まなくても大丈夫。
  • 尿素呼気試験と同等の精度がある。
  • 尿素呼気試験より若干安価です。

当院では、除菌治療が成功したか否かの『除菌効果判定用の検査』として用いております。除菌薬を飲み終えてから4週間以上の間隔を空けて検査することにより正確な判定を行うことが可能です。

尿素呼気試験法 (除菌効果判定に適しています)

尿素を含んだ検査薬を内服し、服用前後で呼気に含まれる二酸化炭素の量を比較する検査方法です。ピロリ菌に感染していると、ピロリ菌が放出するウレアーゼによって、胃で尿素がアンモニアと二酸化炭素に分解され、二酸化炭素の量が感染していないときに比べて多くなります。
尿素呼気試験法の検査方法はとても簡単です。
絶飲食で来院していただき行っております。

1
息を検査バッグに吹き込みます。
2
尿素を含んだ検査薬を飲み込みます。
3
約20分後に、再度息をバッグに吹き込みます。
抗体測定

血液もしくは尿に含まれる、ピロリ菌に対する抗体や抗原の有無を調べる検査です。
検診など多数の検査の場合に有効です。
除菌治療をした後数年、陽性のままでいる事があり、除菌後の判定法としては不向きです。

内視鏡を用いる検査法

迅速ウレアーゼ法

ピロリ菌はウレアーゼという酵素を分泌し、尿素を分解します。
内視鏡時に胃粘膜組織を採取して、ウレアーゼの反応を検査する検査です。
20分程度で結果が判明し、高い特異性を有しています。
内視鏡検査当日にピロリ菌の診断をつけることが出来ます。
除菌後には、サンプリングエラーのために偽陰性になる恐れがあります。

鏡検法

胃粘膜の生検組織をHE(ヘマトキシリン-エオジン)染色あるいはギムザ染色により染色固定し、顕微鏡でピロリ菌の有無を観察する検査です。
内視鏡検査後、1~2週間時間がかかってしまいます。
除菌後には、サンプリングエラーのために偽陰性になる恐れがあります。

培養法

胃粘膜の生検組織から、ピロリ菌を培養し有無を確認する検査です。
内視鏡検査後、1~2週間時間がかかってしまいます。
除菌後には、サンプリングエラーのために偽陰性になる恐れがあります。

初めてピロリ菌について調べる方では、どの検査法でもほぼ正確に判定出来ます。
ただ、除菌治療後の判定では、尿素呼気試験か検便検査法しか使えません(他の方法では偽陽性、偽陰性が多く出てしまいます)。

ピロリ菌の除菌治療について

ピロリ菌が原因で慢性胃炎や胃十二指腸潰瘍などを発症している場合は、ピロリ菌を除菌する治療を行います。除菌治療は、慢性胃炎の進展を抑制し胃がんの発生リスクを減少させることが可能で、胃十二指腸潰瘍の再発防止にも有効です。

「胃酸の分泌を抑える薬」1種類と「抗生物質」2種類の合計3剤を同時に朝夕1日2回、7日間服用する治療法です(Triple therapyと呼ばれています。)。

ピロリ菌の除菌療法は、保険が認められるようになりましたが、胃炎や胃十二指腸潰瘍など特定の上部消化管の病気を発症している場合のみで、それ以外の病気では、保険が適用されず自費診療になります。ただし、ピロリ菌感染が上部消化管の病気はもとより、慢性蕁麻疹や鉄欠乏性貧血にも関与している可能性があることも報告されており、自費診療で除菌治療をする患者様も増えております。

今までに206人の方が除菌治療を受けられて、その除菌率は79%でした。また除菌失敗した43人の方が二次除菌を受けられて、その除菌率は98%でした。

保険でピロリ菌除菌治療が出来る場合

  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍が確認されて、ピロリ菌が陽性の場合。
  • 胃カメラで慢性胃炎が確認されて、ピロリ菌が陽性の場合。

除菌薬内服中の注意点

確実にピロリ菌を除菌するために、指示されたお薬は必ず服用するようにして下さい。
自分の判断で服用を中止すると除菌に失敗して治療に耐性をもったピロリ菌があらわれることがあります。
副作用があらわれたと思ったら、当院または調剤薬局に相談して下さい。
喫煙・飲酒で除菌率が低下することが報告されていますので、除菌治療中の7日間は喫煙・飲酒はお控え下さい。

ピロリ菌の除菌治療は計4回の来院、計3回の受診となります。

感染診断
慢性胃炎と、ピロリ菌感染の有無を胃カメラで調べます。
迅速ウレアーゼ法を用いれば、その場でピロリ菌の有無が分かります。
感染診断の結果をご説明し、陽性の方には除菌薬を処方いたします。
病理確認・副作用確認
内視鏡検査での病理診断の結果を説明します。
除菌薬による副作用の有無を問診で確認します。
除菌効果判定
除菌薬によりピロリ菌が完全に死滅したかどうかを検便検査で調べます。
このときは検便検体を提出していただくだけで、診察はありません。
結果説明
除菌効果判定の結果をご説明します。
除菌成功の場合は終了となり、不成功の場合は2次除菌についてご説明いたします。

除菌薬による副作用

1
軟便・下痢
2
味覚異常(口の中が苦い、味がぼやけた感じ)
3
肝機能異常

12は個人差がありますが、患者さまが自覚することがある症状です。1週間の内服が終了しますと改善いたします。3は特に自覚症状はありませんが10%くらいの患者さまで認められます。

1次除菌の成功率は約78%です。成功しなかった方に2次除菌を行うと成功率は約98%になります。(2016年5月時点)
保険診療では2次除菌まで認められております。
二次除菌で除菌出来なかった方には、自費診療で3次除菌をお勧めしています。
当院院長は、ヘリコバクター学会認定医ですので、3次除菌についても豊富な経験、知識を備えております。

ピロリ菌除菌の費用について

保険適用が認められている「胃潰瘍、十二指腸潰瘍」「胃MALTリンパ腫」「内視鏡治療を受けた早期胃癌」「特発性血小板減少性紫斑病」以外にも、症状の軽い「胃もたれ」などの検査でピロリ菌の感染が確認された上で、内視鏡(胃カメラ)検査で「慢性胃炎」と診断された場合には保険診療にてピロリ菌の除菌が可能です。
それ以外の場合は、自由診療(医療費全額自己負担)となります。

自費ピロリ菌検査について

採血検査+結果説明 7,500円
検便検査+結果説明 8,000円
呼気検査+結果説明 11,000円

結果「陰性」の場合の費用は上記のみとなります。

自費ピロリ菌除菌治療について

「検査」にて「陽性」の場合の治療費用となります。

除菌治療(処方)+検便判定+結果説明 6,000円+薬剤料
除菌治療(処方)+呼気判定+結果説明 9,000円+薬剤料

除菌後、採血での判定はできません。

ピロリ菌除菌の実績

  • 2010年9月~2016年4月実績
  • 実績グラフ
医院名
おおくら内科
住所
〒164-0003
東京都中野区東中野5-1-1ユニゾンモール3F
TEL
03-5332-7676
アクセス
JR「東中野」駅 徒歩1分
都営大江戸線「東中野」駅 徒歩4分
  • 診療時間
  • 日・祝
  • 9:00-12:00
  • 14:00-17:30
  • 受付時間 8:45~12:15 / 13:45~17:15
    休診日:水曜・土曜午後・日曜・祝日
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